| #1 |
足音 |
突然の言葉。すべてが白に戻る。 |
| #2 |
貴方 |
考えていたのは貴方。さよならしたのも貴方。 |
| #3 |
決別 |
離れていく船。貴方の幻想。逆しまには還らぬ無情。 |
| #4 |
病室 |
『なんでだろう？』それしかなくて。 |
| #5 |
旅路 |
どこを見ても、貴方を思い出す。これは罪ですか？ |
| #6 |
月夜 |
神の遊戯は空の上。夜空に描くは心模様。 |
| #7 |
悪友 |
友達じゃない。エクソシストが減ると困るからだ。 |
| #8 |
反転 |
貴方の気持ちが見えないから、考えなかった。 |
| #9 |
危急 |
りんごなんか大嫌いだ。 |
| #10 |
電話 |
耳元で聞こえる言葉は悪夢。心の臓を握り締める感覚。 |
| #11 |
千里 |
どうでもいい。とにかく早く一秒でも早く彼ものもとへ。 |
| #12 |
交錯 |
さぁ、僕と一緒に楽しくおしゃべりしましょう? |
| #13 |
再会 |
駄目じゃない。終わりじゃない。やっと気付いたのに。 |
| #14 |
再会 |
自己満足、欲。解ってる。解ってるけど。 |
| #15 |
抱擁 |
『好き』と言われたら気持ちが膨らんだ。不思議なことに。 |
| #16 |
謝罪 |
ごめんなさいと言い合って、そして最後に好きと言った。 |
| #17 |
水下 |
笑いあう姿映る水面。水の中で時を待つ凶器。 |
| #18 |
螺旋 |
からめてほどいてまた描く。あぁ無情なるは神の綾取りか。 |
| #19 |
開扉 |
今行くから。すぐ行くから。だから、待っていて。 |
| #20 |
銃声 |
響く銃声。響く悲鳴。男は子供のように笑う。 |
| #21 |
銃傷 |
とめどなく流れるは、血。ただ歯を食いしばる以外に、何が出来る？ |
| #22 |
原因 |
憎悪、悋気、妬み。彼を狂わせたもの。陥れたもの。 |
| #23 |
食堂 |
教えないほうがいい。きっと上手くいく。たとえ届かなくても。 |
| #24 |
万謝 |
深くとも所詮は薄謝。でも、それが私に出来ること。そう信じること。 |
| #25 |
幸福 |
時々は、振り返る。そして泣きそうになって、前を見て、また笑う。 |
| #26 |
未来 |
これからもいろんなことがあるだろうけど、君といれば、君がいれば… |