舞台裏






神田の猫になっちゃった連載『Cat poison』、無事完結いたしました。
舞台裏ということで、いろいろつらつら書いてていこうと思います。



えーっと。

うーん。

じゃあ頑張ったことを書こう。
そうだ、うん。

この連載は三人称と一人称の文が入り混じってます。

どっちかにまとめた方がすっきりするでしょうし、書き手としても楽なのですが、以前読ませていただいた小説でこういう風に入り混じっているにもかかわらず全然くどくないのがあったんです。
もうすごかった。
スマートにまとまってた。

ので、こんな文章が書けたらいいなぁ…っていう願望により無茶な事が始まりました。
そして書き始めてみると自分が混乱する始末…。
今になったら失敗したかな、っていうのといい勉強、いい練習になったな、という気持ちのが等分ずつです。


あとはできるだけ軽いところは軽い文章で。
重くなる、シリアスだったりするところは重い文章でっていう書き分けに気をつけました。

うーんと、あとは・・・あれ、なんだこれ、感想文になってる。なんだこれ。




あ、そうだ、シーナについて書こう。

シーナさんは金髪碧眼の美形さんです。
希望としてはあんまり髪長くなくてえーっと・・・前髪は斜めに流してる感じ。
あとはご想像にお任せー。でもきれいな顔立ちしてます。キラキラしてます。

そんでかわいそう。
天は二物を与えずって感じで、すごい人生貧乏です。

彼は自分のアイデンティティを確立するうえでゴードンがすっごい大きかったんですが、結局そこが抜けてしまいます。
あとはジェンガの真ん中5本抜いた感じ。
ガラガラーっと崩れる。
でもその時にヒロインちゃんがね、一本だけそばに落として行ったんだよね、無意識に。
乗せたとかそんな行動的ではないけれど、それが救いになったんだよね。

そしてシーナはこの後教団に入るという裏設定(笑)
また番外編とかで書けたらいいなぁと思います。


あ、と、は・・・あ、エリョ頑張った(なんだそれ)
うまれて三回ぐらいしか裏っぽいもの書いたことないんですが、世に出したのはこれが初めて。
世間一般的にみてぬるすぎて氷も解けねぇよ!な感じですけど・・・。
でも今の私にはこれが限界です…(ダメ子!)
いつかしっかりしたアツアツの素敵エリョが書けるようになりたいです!!(帰れ)
というよりまじめに考えてエリョってむずがしいと思うんです。
描写一つにしたってどう書くかで全然変わってくるし、何より一つずれるとその風景が全部ずれてぐちゃぐちゃになってしまうと思うんです。
人の生々しい行動であるわけだから、その中にどれだけのものを詰め込むか。
そしてどうきれいに一つにまとめるか。
あー素敵なエリョが書ける人になりたい。


・・・神田さんだ。
神田さんとヒロインちゃん。
主人公だもんね。

とりあえずはじめは何とも思ってなかったけど共同生活をしていくうちにちょっとずつ好きになって、で、任務で刺激を受けてひっつく感じ。
それは初めから決めてて、いい感じに進んだと思っています。
好き、と嫌いを取り違えるというのも書きたかったことです。
意識している、と気がついて、それを嫌いと取り違える。
この二人の展開については計画通りでとても満足しています。

神田は・・・猫になっちゃったから前半全然甘くできなくて、公判甘くしたつもりでしたがちょっと神田さんが暴走しました。
戻った後ところどころさりげなく触ってます。
頑張って探してみてください(ぇ)






えっと。もうないかな。はい。おしまいです。

最後になりましたが、ポチポチと拍手で応援してくださった方々、メールで感想をくださった方々。
何となくのぞいてくださった方々、何より最後まで読んでくださった皆様に心よりお礼申し上げます。
本当にありがとうございました。

つたない文章ですが、一生懸命書いたつもりです。
ちょっとでも楽しんでいただけたならうれしいです。










そしてこの完結を本日生誕を迎えられた私の素敵なお姉さんに捧げます。
捧げるなんておこがましいようなですが、完結という一つの区切りを受取っていただければ幸いです。










[ The End ]




橘けい
08,10,05